潰瘍性大腸炎の内視鏡検査や注腸造影の所見で、「鉛管様腸管」というものがあります。 正常な大腸は、襞(ひだ;ハウストラと呼びます)でくびれたようになっています。それに対して、炎症が繰り返し起こった潰瘍性大腸炎の患者さんの大……
ノロウィルス胃腸炎・・・冬になると必ずこの言葉を耳にしますよね。 今年も多くの方々がこのウィルスにかかり苦しまれたのではないかと思います。今回はノロウィルス胃腸炎によって起こる症状や感染経路、治療法やその予防法などについ……
潰瘍性大腸炎(UC:ulcerative colitis)とは 潰瘍性大腸炎とは、大腸に慢性持続的に炎症が生じて粘膜がはがれて潰瘍ができてしまう病気です。病気がおこる場所(病変部位)は直腸を中心として始まり、大腸全体にま……
先日、60代の患者さんが肛門からの痔の脱出を主訴に来院されました。 以前から排便時に脱出してきていたのが、最近では常時脱出しているようになったとのこと。 世間一般人の感覚からすれば、排便時に脱出するというのが、まず想像不……
潰瘍性大腸炎という名前を聞いたことがありますか? テレビや情報誌等で一度は聞いたことがあるのではないかと思います。 潰瘍性大腸炎とは大腸の粘膜にびらんや潰瘍ができる大腸の炎症性疾患のことをいいます。 下痢・腹痛・白くにご……
大腸憩室とは、大腸にできた「えくぼ」です。 大腸憩室は大腸の内側からはへこんで見えるので、大腸内視鏡検査をすると、凹みに便が詰まっている姿が多く見受けられます。 ・・・新谷先生の著書によると、悪い腸相の特徴の一つとして、……
大腸腺腫とは、大腸にできる良性ポリープの一種で、S状結腸や直腸によくできます。 割合としては大腸ポリープの80%程度を占めると言われています。 (参照)大腸ポリープ・癌とは 大腸腺腫とは、大腸粘膜上皮を形成する腺の細胞が……
便秘は大腸癌の発生と関係があると言われてきました。 ところが、以前のニュースで以下のようなものがありました。 (引用始まり) 便通が2~3日に1回と便秘がちでも、大腸がんになる危険度は特に高まらないとの調査を、厚生労働省……
大腸のポリープは「放っておくと癌に変わる」という点が胃のポリープと異なるところです。 大腸内視鏡(大腸カメラ)で大腸ポリープが見つかった場合、大概はその場で切除することができます(内視鏡的切除術=ポリペクトミー)。 そも……