こんにちは。横浜市、大腸内視鏡検査のららぽーと横浜クリニックです。
潰瘍性大腸炎患者さん、特に活動期の方には食事の工夫や制限が重要です。
寛解期(症状が落ち着いている状態)の方は、健康な人と同じような食事でよいのですが、それでもお腹に優しい健康食を食べるのが良いことに変わりありません。
当院にも潰瘍性大腸炎の方が多く来院されており、クリニックとしては日本一の患者数だと思います。
今回の記事は。「潰瘍性大腸炎の方へ向けた簡単でおいしいレシピ」をご紹介しようと思います。
油っこいもの、刺激の強いもの、消化されにくいものやガスがでやすいものなどが、あまりよくありません。
ただあまり神経質になり過ぎるとかえってストレスが腸の負担となってしまうことがあります。
寛解期は普通の食事で良いともされています。
潰瘍性大腸炎はコントロールしていく病気であり、長く付き合っていくことになりますから、なんでも厳しく制限をするのではなく病状や体調をみながらで良いと思います。
※今回紹介するレシピには野菜も含まれていますので、大腸検査前日や大腸ポリープを切除された方へはおすすめできません。
材料(2人分)
温泉卵あり エネルギー 241kcal たんぱく質20.5g 脂質13.6g 食物線維1.2g
温泉卵なし エネルギー 161kcal たんぱく質14.0g 脂質8.1g 食物線維1.2g
牛もも薄切り肉…120g
小町麩…6個
白菜(柔らかい部分)…50g
ねぎ…1/4本
ほうれん草(葉のみ)…(小)2株分
★だし…カップ1
★醤油・酒…各大さじ1
★砂糖…大さじ2分の1
温泉卵…2個
1 牛肉を熱湯にサッとくぐらせて脂を落とし、お湯をきる。麩は水につけて戻し、手で絞る。(ゆでて脂落とすのがポイント!)
2 白菜をざく切りにする。ねぎは斜めに切ります。
ほうれん草は柔らかくなるまでゆで、ざく切りにする。
3 鍋に★を入れて中火で煮立て、白菜・ねぎを加えて煮ます。柔らかくなったら、1とほうれん草を加え、味がなじむまで煮ます。
4 器に盛り、お好みで温泉卵をのせたら完成です。
材料(2人分)
エネルギー179kcal たんぱく質13.8g 脂質6.3g 食物繊維2.6g
豚もも薄切り肉…120g
にんじん…50g
大根おろし…カップ1と1/2
ポン酢しょうゆ…大さじ2
細ねぎ(小口切り)…1本分
●かたくり粉
1 にんじんはピーラーでリボン状の薄切りにし、熱湯でゆでて取り出します。
2 豚肉は一口大に切ってかたくり粉を薄くまぶし、1と同じ湯でゆでてざるに上げる。
3 ボウルに1と2を入れ、大根おろしの水をきって加える。ポン酢しょうゆを加えてあえ、器に盛って細ねぎを散らして出来上がり。
材料(2人分)
エネルギー184kcal たんぱく質16.0g 脂質3.5g 脂質1.6g
帆立貝柱…120g
かぶ…1コ
たまねぎ…1/4コ
にんじん…50g
顆粒スープの素…小さじ1
低脂肪牛乳…カップ1
コーンスターチ…小さじ2
パセリ(みじん切り)・粉チーズ…各適宜
●塩・こしょう・小麦粉・オリーブ油
1 かぶは皮をむき、くし形に切る。たまねぎは縦に薄切りにして耐熱皿に広げ、ラップをかぶせて電子レンジ(600w)に30秒間かけます。にんじんは一口大に乱切りにし、たまねぎと同様に電子レンジに1分間かける。
2 鍋に1を入れて水カップ3/4を注ぎ、顆粒スープのもとを加え、ふたをして弱めの中火で柔らかくなるまで煮て下さい。
3 帆立貝柱は半分に切り、塩・こしょう各少々をふって小麦粉を薄くまぶします。オリーブ油小さじ1を中火で熱したフライパンでサッと焼く。(少ない油で焼くのがポイント!)
4 2に3と牛乳を加え、煮立ったらコーンスターチを倍量の水で溶いて加え、とろみをつける。塩・こしょう各少々で味を調え、器に盛り、好みでパセリ、粉チーズをふって完成です。
材料(2人分)
エネルギー145kcal たんぱく質13.9g 脂質7.5g 食物繊維0.6g
鯛(切り身)…2切れ(120g)
にんじん…4cm
ねぎ…1/4本
酒…大さじ1 ☆
☆しょうが汁…小さじ1
★ポン酢しょうゆ…大さじ2
★ごま油…小さじ1/2
みつば(ザク切り)…適宜
●塩
1 鯛は両面に塩少々ふる。にんじんはせん切り、ねぎは斜め薄切りにする。
2 耐熱皿に1のねぎとにんじんを敷き、鯛をのせる。☆をふって、ラップをふんわりかぶせ、電子レンジ(600w)に2分間かけてそのまましばらく蒸らす。
3 器に盛って★を回しかけ、好みでみつばを散らしてできあがり。
材料(2人分)
エネルギー 86kcal たんぱく質14.1g 資質0.9g 食物繊維0.7g
鶏のひき肉(皮なしのむね肉)…120g
ねぎ(みじん切り)
かぶ…一個
かぶの葉(柔らかい部分)
だし…カップ1/2
★しょうゆ
★みりん・酒…各小さじ1
●片栗粉・塩
作り方
1 ボウルにひき肉とねぎを入れ、片栗粉小さじ1、塩少々を加えて練り混ぜます。2等分にし、小判型に整えます。
2 かぶは皮をむき、厚めのイチョウ型に切ります。
3 加工してあるフライパンを中火で温め、1と2を焼きます。(※油なしで!)
つくねが両面焼けたら、だしを加え、ふたをして3~4分間蒸し焼きにします。
4 ★を回し入れてからめ、器に盛り、柔らかくゆでて刻んだかぶの葉を散らして出来上がりです。
材料(2人分)
エネルギー104kcal たんぱく質2.2g 脂質0.1g 食物繊維1.8g
りんご…1コ
☆砂糖…大さじ1
☆レモン汁…1/2コ分
低脂肪ヨーグルト(プレーン)…カップ1/2
1 りんごは皮をむいて芯を除き、8等分のくし形に切る。
2 耐熱皿ボウルに入れて☆をふり、ラップをかけて電子レンジ(600w)に3分間かけ、そのまましばらく蒸らす。
3 冷めたら器に盛り、ヨーグルトをかけ完成。
どれもおいしそうですね!
私も、おなかが空いてきてしまいました。
潰瘍性大腸炎の方に向けたお腹に優しいお食事をご紹介させて頂きましたが如何でしたでしょうか。
ご自身で料理するのは大変かと思いますが、これから暑い日が続きますので、しっかりとした食事を摂りエネルギーを補給して夏を乗り切りましょう!
レシピ参考:キョーリン製薬 2016年3月 NHKテキスト『今日の料理より』