こんにちは。
今回は「大腸のバリウム検査(注腸造影)と大腸内視鏡検査」というテーマでお話していこうと思います。
まず、どういった検査なのかをそれぞれ簡単にご説明します。
■バリウム(レントゲン)検査
食事制限のあと、洗浄液を服用して腸の中を空っぽにします。肛門からバリウムを注入し、その後に空気を入れてレントゲンを撮ります。腸に病気がある場合はそこだけバリウムが弾かれて抜けて見えます。
■大腸内視鏡検査
食事制限のあと、洗浄液を服用して腸の中を空っぽにします。肛門からカメラのついたスコープを盲腸まで入れ、空気を入れながら腸の中を観察します。腸に病気がある場合は肉眼的に発見できます。
両者の手順を読んで分かるように、必要な手間はどちらでもほぼ同じです。事前の食事制限や洗浄液を服用して腸を空っぽにすることは共通なのです。
一方、検査の精度という点では両者は大きく違います。
バリウム検査では病気と残便が紛らわしいことがあったり、発見できないタイプの病変もありますが、大腸内視鏡では肉眼的に病変を直視するので、精度が高いのです。
大腸内視鏡検査は痛い検査として恐れられている検査ではありますが、高水準施設であれば注腸よりもずっと楽に検査が可能です。今では高水準施設で「大腸の検査」と言うと、大腸内視鏡検査が主流です。
「なが~いスコープがおしりから入るのが怖いから…」と内視鏡を避けてバリウム検査をしてくれる施設を探すよりも、上手な大腸内視鏡検査をしてくれる施設を探す方が、自分の体にとって優しいことかもしれません。
ららぽーと横浜クリニックでも最高の大腸内視鏡検査を受けられますので、是非お気軽にご相談くださいね。